最大の屈辱から得たヒントで完全復調だ。昨季打率2割5分5厘の不振に沈んだソフトバンク長谷川勇也外野手(26)が、ロッテが制した昨季日本シリーズで得たアイデアを胸に、順調な自主トレを送っている。西戸崎合宿所でティー打撃を30球ほど行ったところで切り上げた。
「しっかりと軸で回れている感覚がある。体幹やインナーマッスルを鍛える練習をしてきたので、軸で打てている。ボールに力がしっかりと伝わっている」
現時点で重視している筋力トレの効果を、わずかのバットスイングで確信しているのだ。
長谷川の強調した「軸」を得るヒントは、昨秋の日本シリーズにあった。ソフトバンクはロッテに敗れ、CS導入以降初めて優勝チームながら大舞台を逃す屈辱を味わってしまった。
「日本シリーズを見ていても軸が大事だと思った。ロッテの打者は西岡さんや福浦さんと(球を)引きつける打者が多い」
長谷川自身、09年に打率3割1分2厘をマークした際は左股関節にしっかりと重心があり、軸がつくれていたという。
「去年は同じ左足に(体重を)乗せるのでも、お尻側に乗せたり、外側に乗っていたり…」
軸が固定できているからこそ、右足は高く上がり、短く持っていたバットを長く握っても違和感はない。多村、内川、松中、オーティズら激しい外野争いを、背番号30が、さらに熱くしてくれるはずだ。【松井周治】
[2011年1月13日11時39分
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