斎藤佑樹投手(22=早大)ら日本ハムのルーキーが14日、今季から導入される統一使用球の本格試運転を開始した。新人合同自主トレ3日目、第1クール最終日のこの日のキャッチボールから、球団側が手配。低反発で投手に追い風とされているだけに、早速、即戦力の新人4投手は興味津々で試投した。佑ちゃんも「プロの今までのボールに比べると、滑る感じがする」と違和感もあったが、まずは指先になじませた。

 明日16日からの第2クールで、投手陣は捕手を立たせた立ち投げでのブルペン入りを予定している。視察した芝草投手コーチは「縫い目とか違いもあるみたいだし、今からやっておいた方がいい」と早期導入が得策と判断した。ドラフト4位の榎下陽大投手(22=九産大)は「フォークを投げる時にどうなるか気になる」とやや不安げ。早めの仕掛けが、意識を触発するきっかけになった。

 [2011年1月15日11時39分

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