西武中村剛也内野手(27)が15日、今季から導入される統一使用球対策もかねて新調したバットで初練習した。重さは920グラムのままだが、長さを33・5インチから34インチに変更。用具提供するSSK社に発注していたバットがこの日届き、西武室内練習場で試し打ちした。ティー打撃やマシン打ちで感触を確かめ「今日は寒いので参考にならないけど、かなり長く感じましたね」と感想を語った。

 約1・3センチ。グリップエンド1つ分の長さでも、使い慣れたバットとの違いは明らかだった。飛ばないといわれるボールが採用されるにあたり、メーカー担当者は「より遠心力を使って飛ばせるように。新球の特徴として変化球がキレるので、外角や落ちるボールに対応できるように」と狙いを説明。本塁打王を獲得した08年から同じタイプにこだわって使い続けてきただけに、キング奪回へ新たなチャレンジとなる。

 [2011年1月16日10時30分

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