日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)が、異例の「追試」を課して一気にギアチェンジした。第3クール初日の10日、今キャンプ5度目のブルペン入り。まずは67球を投げ込み、そそくさと退散してサブグラウンドへ。キャッチボールを行った後に再度、マウンドへと向かいさらに50球。1日で2度もブルペン入りするほど、熱気十分の仕上げを行った。

 理由は明確だった。「練習が始まってから疲れがあったので、動きが悪いのは予想していた」。1度目では41球目から吉井投手コーチを打席に立たせると、ややフォームのバランスが乱れたという。修正しようと力を抜いて投げても改善されず、思い切って中断。「キャッチボールをやったら良くなった」と仕切り直し。ラスト計117球目、うなるような剛球で締めた。

 疲労蓄積が要因で、ダルビッシュのみが知る繊細な感覚、動きに狂いが出た。この日を含めて4日間のこのクールは「少し抜きます。落とす」と練習メニューを軽くし、コンディションを上げていく予定。父ファルサさんが「2回もブルペンに入りましたね」と携帯電話で撮影するほどの力投調整。11年の進化した姿が明らかになる日が、近づいてきた。【高山通史】

 [2011年2月11日9時32分

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