横浜の2年目真下貴之投手(19)が、先発ローテーション入りに向け全力アピールした。“開幕投手”として初の対外試合となったヤクルト戦に先発。5回5安打3失点ながら、主力を並べた相手に対し、「元気ハツラツでいこうと思った」と堂々と真っ向勝負を挑んだ。

 持ち味は大きなカーブを使った緩急をつけた投球だ。失策も絡み無死一、二塁のピンチを招いた5回。疲れから明らかに直球が上ずる中、この武器で後続を断ち無失点で切り抜けた。尾花監督も「疲れたところでゼロに抑えたのは評価したい」と及第点を与えた。

 4月の誕生日で20歳となる左腕は「19歳のうちに1勝するのが目標。そのためには開幕1軍にいないといけない。次は今日より成長した姿をアピールしたい」と力を込めた。

 [2011年2月20日12時29分

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