2年目の横浜筒香嘉智内野手(19)が、今季“第1号”を放った。24日、韓国SK戦に5番三塁でフル出場。2回の第1打席に、外角低めのシュートをバックスクリーン左に運んだ。紅白戦も含めた実戦29打席目の待望の1発。「正直ホッとしました」と、笑顔で汗をぬぐった。

 オフに一塁の定位置確保を宣言。今キャンプでも練習を積んできたが、チーム方針で、第2クールからは三塁での守備も行ってきた。連日特守でユニホームを泥だらけにしながら、特打も精力的に実施。逆方向を意識するなど、毎回課題を持って取り組み「しっかり軸で回れた。今までやってきたことが出来たと思う」と納得の一打だった。

 このアーチで勢いに乗ったチームは、対外試合初勝利。26日からのオープン戦では一塁、三塁のスタメンを争う上で大きな壁となるハーパー、村田も出場する。「一塁も慣れてきたし、やれと言われたポジションでやるだけ。1年通じて何としても1軍にいたい」と、アピールする決意を見せた。

 [2011年2月25日9時13分

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