楽天2軍は、今日16日から岡山県に移動し練習を行う。11日の東日本大震災発生以来、埼玉県にとどまり、安全面を最優先に練習場を探し調整を続けていた。だが施設確保が困難で、調整に大幅な支障を来す懸念があった。倉敷市にはマスカットスタジアムがあり、プロチームが練習を行うに十分な施設が整っている。
一方、仙台に残留していた選手、スタッフらで状況が許す者は15日午前、練習環境確保の目的から、バスで関東方面へ移動した。救出、復旧作業と被害状況を慎重に見極め、大幅な迂回(うかい)ルートを取った。東北地方の現状を鑑み慎重に協議したが、体を動かすことすらままならないことを考慮した。2軍に合流し、行動をともにする予定。
1軍はこの日、午後2時から予定されていた横浜スタジアムでの全体練習を中止した。被害状況を総合的に検討し判断した。決定を受け横浜市内の宿舎を離れ、東海道新幹線で新横浜から名古屋へと移動した。チーム方針として座席の確保よりも迅速な行動を優先させ、立って移動する選手が多かった。現場を預かる立場である星野監督は、選手が乗車を終えた午後4時前、最後に乗車した。「今、何も話せることはない」と終始険しい表情だった。刻一刻と状況が変化する中、的確に動いた。




