<慈善試合:西武5-3ソフトバンク>◇2日◇皇子山
ソフトバンク内川聖一外野手(28)が、チームの全得点に絡む活躍を見せた。3番中堅で先発。初回1死二塁で打席に入ると、西武石井一の内角スライダーを左前へはじき返し先制点を奪った。4回には先頭打者として、中堅左へ三塁打。続く松中の内野ゴロで2点目のホームを踏んだ。5回には1死満塁で中堅へ犠飛。シーズンでも3番に入ることが濃厚だが、ポイントゲッターとしてきっちり仕事を果たした。
「まだいろいろ試しながらやっているところ。打ったり打たなかったりの繰り返し」。
2安打2打点の活躍は、新加入選手としてライバル西武への強烈な挨拶だ。チームは昨季リーグ優勝を果たしながら、西武には10勝14敗と負け越し。この日も5回1死まで内川以外は無安打と、苦手意識を露呈した。だがそれだけに西武にとっては、内川の存在が脅威になったはずだ。
「そう思ってもらえればありがたい。嫌なイメージを植え付けられればいい」。
この日の募金活動には練習中のため並ぶことはできなかったが、1安打につき1万円の義援金を送ることを決めるなど被災地支援の気持ちは強い。
「自分たちも久しぶりにお客さんの入っている中で試合ができる喜びを感じた。僕らにできることは、熱気とか気持ちを届けられるようにすること」。
開幕を目前に控えて、内川のバットが熱気を帯びてきた。【倉成孝史】



