<慈善試合:西武2-14ソフトバンク>◇3日◇皇子山
開幕1軍への道に、試練が訪れた。西武菊池雄星投手(19)がソフトバンクとの慈善試合で打ち込まれた。イニングをまたいだ7回、先頭から3連打を浴びて2失点。1死も取れずにマウンドを降りた。結局1回0/3を3安打3失点。不利なカウントから直球を狙われ「気持ちの部分で消極的になった。レベルアップしないと1軍では通用しない」と、唇をかんだ。
登板した6回、先頭本多をスライダーで見逃し三振。この回無安打に抑えた菊池を首脳陣はあえて続投させた。7回、先頭の後ろは右打者3人。打たれたヒットのうち2本は右打者。渡辺監督は「いろんなテストの意味も含めて(7回も)投げさせたけど(課題は)右バッターだね」と指摘した。直球とスライダーという手持ちの球種で、いかに左対右の勝負を制するか。中継ぎ開幕1軍が現実味を帯びてきた中で、出てきた課題だ。同監督は「もう少し様子を見る」と話しており、まだチャンスはある。
試合前には観客席で募金箱を抱えて協力を呼びかけた。岩手出身の左腕に多くのファンが声をかけ、善意を投じた。「岩手の友達からも連絡が来て、自分が投げた(試合の)新聞を見て喜んでくれてる。残りの実戦は背水の陣。必ずチャンスをものにしたい」。東北に思いを届けるためにも、絶対に1軍で生き残る。【亀山泰宏】



