阪神城島健司捕手(34)が最大のライバルを丸裸にする。今日5日から巨人との練習試合(相模原)を2連戦で行う。真弓明信監督(57)は4日、開幕までの残り4戦で城島を守備につけると明言。正捕手が今季初めて、巨人と向き合う。過去2年、五分の星のライバルをジョーが実戦で徹底チェックする。

 まるで臨場検視官だ。城島が、巨人の特徴を根こそぎ拾いにいく。今日5日からの巨人2連戦でシーズンに向けた分析を行う。グラウンドの司令塔として、今季のライバルチームを徹底的にチェックする。真弓監督が起用方針を示した。

 真弓監督

 4つともマスクをかぶると思う。

 4・12開幕まで練習試合は巨人2試合、オリックス2試合。フルイニングでの起用こそ否定したが、4連戦すべてで城島にマスクを被らせる予定。すでに城島は前日3日までの横浜2試合で連戦マスクのテストをクリアしている。横浜戦の後に「(巨人戦の)スターティングメンバーを見てもらったら、分かる」と意欲を示している。真弓監督も開幕万全といえる回復ぶりに手応えを隠さない。

 真弓監督

 (城島は)だいぶというよりも、かなり動きはいい。しっかりと走れている。

 正捕手を開幕前に巨人にぶつける。そこに指揮官の強いライバル心がにじむ。起用の理由が巨人という対戦相手にあるのか、と聞かれた真弓監督は「そうだ」と答えた。

 やはり優勝争い最大のライバルだ。真弓監督就任後の2年間は原巨人と対戦成績が全くの五分。伝統の一戦の名に恥じない激しい争いを展開中だ。2月のキャンプ中にVへの障壁について「本来は(優勝した)中日になるんでしょうが、やはり阪神としてジャイアンツですね。破壊力はうちと同じぐらいで、ここを先に考えたほうがいい。巨人は走れる人材も多く、いろんなバリエーションで攻撃してくる」と話している。

 城島にとっても、大きな意味を持つ2試合になる。飛ばない統一球の影響で、各球団の戦術が変化することも予想される。1試合でも多く巨人の実情をつかめるメリットは大きい。マスク越しに見たライバルの姿がシーズンに反映されることは間違いない。

 真弓監督

 (開幕後も)出られるんだったら、ドンドン使うよ。

 指揮官はシーズン本番でも城島起用にGOサインを出した。打倒巨人、そして6年ぶりの優勝へ、ジョーが巨人を丸裸にする。