トリプルKがJFKを超える!

 阪神の救援トリオ、藤川球児(30)小林宏(32)久保田智之(30)の3人は、05年にリーグ優勝に大きく貢献した勝利の方程式がマークした3人での防御率1・84を目標に掲げた。

 藤川

 打線が打つし、時間制限があるから、みんなが出る展開になるかは分からないけど。いいゲームを144試合するのが大前提。(防御率へのこだわりは)もちろん。

 藤川は昨季、リリーフ転向後ワーストの防御率2・01で終えた。過去に2度も0点台の境地にたどり着いただけに、今季にかける思いは強い。05年は守護神だった久保田も、数字にこだわる。昨季はシーズン前半の不振でマウンドに上がる度にブーイングを浴びたこともある。

 久保田

 今年に限ってじゃないけど、中継ぎは1点が重いポジション。(防御率は)意識はしますよね。見る側は、数字を見ますから。1試合、1試合を0に抑えて、しっかりした数字を残したい。

 実際にJFK超えを果たせるかは、新戦力がカギを握っている。「8回の男」小林宏も意識は高い。

 小林宏

 僕は僕で結果を出さないとね。(防御率は)求めなくちゃいけない。プロである以上、結果がすべて。毎年、前の年より良くなりたいと思っている。

 これまでの実戦でトリプルKの防御率は1・57。盤石の3枚看板が、伝説のトリオの記録を塗り替える。