兄弟同時開幕1軍が見えた!
阪神新井良太内野手(27)が5日、巨人との練習試合で勝ち越しタイムリーを放った。2-2の6回1死三塁から巨人西村の初球を右前に運んで、勝利した。兄貴浩(34)の背中を追い必死にアピール。開幕28人枠に入れば、球団では86年の嶋田宗彦、章弘以来25年ぶりの兄弟開幕1軍になる。
腹は決まっていた。新井良が西村の初球をスイングした。同点の6回1死三塁。前進守備の野手が1歩も動けないクリーンヒットで一、二塁間を破った。ライバルとの前哨戦で勝ち越しタイムリーだ。
新井良
よかったです。1死三塁でチャンスなので、代打のつもりでいきました。今日は2打席ともそのつもりだった。
4回にブラゼルの代走で途中出場し一塁の守備に入った。打席ではひと振りにかける代打の気迫で好球必打。8回の2打席目も巨人の新助っ人アルバラデホから強烈な左直を飛ばした。
4・12開幕まで残り1週間で猛アピール。オフには故郷・広島市内のジム「アスリート」で兄貴浩とともに筋力アップに励んできた。昨年12月の阪神加入時には「ピエロにならないように頑張ります」と言った弟が、1軍戦力として開幕メンバー入りに近づいた。
和田打撃コーチは開幕1軍入りについて「それは話し合ってから。投手との兼ね合いもある」と前置きした上で新井良を評価した。
和田コーチ
アウトの内容もいい。キャンプからしたらレベルは高くなっている。1軍クラスの投手に普通に対応しているし、おもしろいかなと思う。
真弓阪神は過去2年間、開幕1軍枠を投手11人、野手17人で構成。この日の巨人戦は野手18人が帯同しており、残り3試合の結果次第で可能性がある。
兄弟同時開幕1軍は、阪神では86年の嶋田兄弟以来25年ぶりになる。さらに開幕戦で兄弟同時出場を果たせば、53年3月28日国鉄戦(後楽園)の藤村富美男、隆男以来58年ぶり。実に半世紀以上の時を越える快挙も現実味を帯びている。
新井良
試合では「打ってやるぞ」という気持ちだけど、練習ではまだまだ技術不足だと肝に銘じています。開幕1軍ということよりも、1軍でしっかりと結果を出せるように。1打席1打席、必死で取り組むということを考えています。
4番の兄貴浩の背中を必死で追いかける弟良太。中日からトレード移籍した27歳が、新天地でチャンスをつかみとる。【益田一弘】



