<ソフトバンク8-3楽天>◇21日◇福岡ヤフードーム
楽天は今季初の連敗で開幕から3カード連続勝ち越しを逃し、首位から陥落した。2回に4安打を集中し3点を奪い1度は逆転。だが先発青山が直後の3回に追い付かれ、その後も投手陣が失点を重ねた。星野仙一監督(64)は「もう1回出直す。追い付かれた3回がいかん。調整が難しいのか分からんが。もっとしつこく、しつこくいかないと」と奮起を促し、最後は「グワッ!」とほえて引き揚げた。
3カードを終え傾向が出てきた。ロッテ井口に10打数5安打、オリックスT-岡田に11打数5安打、この日3安打4打点のソフトバンク内川には、12打数6安打。相手主軸に打ち込まれている。打たれた16安打の内訳を見ると、外角球が実に10球を占めている。
3回1死一塁、内川に右中間適時三塁打されたシーンが象徴的だった。3球目、外角低めのボールゾーンへ逃げていくスライダーを振らせ、1ボール2ストライクと投手有利にした。だが同じ球種、コースを選択した4球目が3球目より高く、十分踏み込まれてしまった。青山も「同じボールをイメージしていたんですが甘く入った。申し訳ないです」と自覚していた。
強打者への対応について星野監督は「踏み込ませてはダメ」と述べている。T-岡田は踏み込まないノーステップ打法だが、追い込まれると外角変化球を軽打で拾うスタイルに切り替える技術がある。外角を勝負球とする場合は、(1)カウント球より厳しく(2)内角を十分意識させるなどの注意と、投げ切る精神力が必要。「しつこく、しつこく」の言葉には、そんな要求が詰まっている。【宮下敬至】



