<ソフトバンク8-3楽天>◇21日◇福岡ヤフードーム
豪打ダ、猛爆ダ、首位ダ。ソフトバンクが好調楽天との首位攻防を制し、開幕9試合目で同率ながら今季初めて首位に立った。今季初のチーム1試合3本塁打に加え、内川聖一外野手(28)が4打席連続打点。12安打8得点で星野楽天をねじ伏せた。リーグ連覇へ秋山ホークスの強力打線が早くも本領発揮ダ。
豪快に首位の座を奪った。秋山監督のトーンが上がるのも無理はない。先制、同点、勝ち越し、中押し、ダメ押しと息つくヒマなく3発12安打で攻め立てた。
秋山監督
今日は打線が引っ張ってくれた。いいつながりができている。理想的な展開だったね。
日本ハムと同率とはいえ、開幕9戦目での奪首。心技体の充実。チームが1つの体のように連動し楽天投手陣に襲いかかった。
殻を打ち破る心
3回2死三塁で多村がサードに同点の適時内野安打。97年オフに右肩手術しボルトを埋め込んで以来、ヘッドスライディングを極力封印するスラッガーが、頭から一塁に滑り込んだ。「勝ちたいという気持ちを押し出した結果」。4回2死一塁では内川が二盗。昨年まで2年連続1盗塁の内川が新天地で早くも2盗塁だ。
一流の技
全4打席で打点を記録した内川の3本の適時打は内角低め直球(中前安打)、外角高めスライダー(右中間三塁打)、内角スライダー(左前安打)を打ち抜いた。外角球は上からたたくように右方向へ飛ばし、内角は引っ張る。1打席目は詰まらせてヒットゾーンに飛ばした。9戦で16安打。4回には松田も技術面で成長をみせた。ボール球に手を出さないことを心がけ、バックスイングを小さく、フォローを大きくとるのが今季流。高めの変化球を引っ張り込み、左翼席へリーグトップタイの4号ソロだ。
粘り強い体
松田の1発の直前には待望アーチが生まれていた。4回。昨年8月4日に右膝半月板を損傷して以降、本塁打のなかったオーティズが打った。8月3日の日本ハム戦(旭川)以来、261日ぶりの1発は決勝弾。ホームで両手人さし指を天に向けるオー様ポーズがやっと出た。
まさに王者の戦いを演じてトップに立ったが、指揮官に緩みはない。
秋山監督
まだロッテもハムともやってない。また気分を切り替えて、明後日からね。
23日の主将小久保復帰も決定。単独首位へ、快走へ、態勢は整った。【松井周治】



