<ロッテ2-2巨人>◇30日◇QVCマリン

 巨人坂本勇人内野手(22)が初のプレーボール弾を決めた。1回表、渡辺俊の初球121キロ内角直球を「甘い球が来たらいこうと思っていた」と強振し、左翼席に運んだ。3番から1番に復帰した28日には2安打し、この日は相手の先発投手が予想しづらかった状況で今季3本目の先頭打者アーチを放つなど、復調気配を漂わせている。それでも「もっと続けられるようにしたい」と、満足した様子はなかった。

 ▼巨人坂本がプレーボールを本塁打。坂本の初回先頭打者本塁打は通算12本目だが、初回表の初球を打ったのは初めてだ。巨人の打者で初回表先頭打者弾が多いのは(1)柴田勲25本(2)高田繁20本(3)仁志敏久19本(4)高橋由伸、坂本勇人12本。坂本は4位の高橋由に並んだ。交流戦のプレーボール本塁打は大村(ソフトバンク)が05年5月24日横浜戦で放って以来で2本目。