ちょいワルで飛躍!

 31日の中日戦に先発予定のソフトバンク山田大樹投手(22)が30日、福岡ヤフードームでの投手練習で最終調整。リードする細川亨捕手(31)から「ちょいワル」指令が下された。「もっとサインに首を振れ」と要求された。既に4勝を挙げたが、9歳年上の“姉さん女房”に反抗し、レベルアップを図る。「細川さんとはロッカーが隣。いろいろな話をしている。自分は配球をもっと勉強する」と意欲を語った。

 4月29日ロッテ戦では細川のサインに3度首を振った直後に荻野貴から決勝打を浴びた。その反省からサインに首を振る回数が減ったという。20日阪神戦でプロ初完封。継続して結果を残すには、自分で配球を考えられるようにならないといけない。細川は「もっと自分の投げたい球を主張すればいい」と強調する。リーグ首位対決の中日戦。とことん自分の投げたい球で勝負し、首位固めに貢献するつもりだ。【奈島宏樹】