<横浜9-12阪神>◇17日◇横浜
勝負師が決めた。7回に新井が同点弾を放ち、一気に押せ押せムードの中、阪神関本賢太郎内野手(32)の今季1号が飛び出した。江尻の135キロカットに反応した。左翼から中堅方向への風に乗った打球は、左中間スタンドの最前列へ。この日、4度目のオーバーフェンスは乱打戦に蹴りを付ける決勝弾だ。2回に続く1イニング2発となれば、左翼スタンドの虎党もお祭り騒ぎだ。
「思いっきり振ったら、飛んでいった。打った瞬間は抜けてくれと思っていました。打った自分が一番ビックリしています」
昨年7月7日ヤクルト戦(甲子園)以来、1年ぶりの感触を手にした。2回には死球を左肘付近に受け、先制のホームを踏んだ。フル出場で今季初の猛打賞も記録。負傷の影響を感じさせない活躍だった。
6月上旬から、スタメン出場を続ける体には疲労が蓄積。下半身は悲鳴を上げていた。14日巨人戦ではベンチスタート。ただ、FA権を行使してまで残留したチームで、簡単にポジションを明け渡すわけにはいかなかった。
15日の横浜戦、1打席だけのチャンスで存在感を示した。8回の先頭で代打で登場し、左翼フェンス直撃の二塁打を放った。
「今日も入るとは思っていなかった。久しぶりすぎてね。ここじゃないと入らない。これで乗っていきたい」
関本がスタメン復帰した2試合で、ダイナマイト打線も本領発揮。欠かすことの出来ない1ピースになっている。



