ソフトバンク秋山幸二監督(49)の来季続投が内定したことが21日、分かった。7月上旬に孫正義オーナー(53)が続投要請を行った。昨年リーグ優勝を成し遂げ、契約最終年にあたる今季もチームを首位に導く手腕が評価された。秋山監督は昨季リーグ王者として、今日22日開幕の球宴で全パ指揮官をつとめる。

 リーグ連覇へ走る現場トップに、グループ総帥が強力バックアップをしていた。今月上旬に東京で孫正義オーナー(53)、王貞治球団会長(71)、秋山幸二監督(49)らが会談した。席上、孫オーナーから来季続投要請が行われ、12年シーズン以降も秋山ホークス体制が維持されることが内定した。秋山監督は09年に就任し、今季が3年契約の最終年。契約年数など詳細事項はシーズンオフのオーナー報告で決定される。

 何より評価されたのが、チームを導く手腕だった。08年に最下位に沈んだチームを、監督初年度の09年にAクラスの3位に引き上げた。昨年はクライマックスシリーズで敗れたが、ソフトバンクが05年に球界参入して以降では初のリーグ優勝を達成した。

 内川、カブレラら強力補強された今季もチームに競争心を植え付けた。ダブつき気味な戦力をうまくかみ合わせ、好ダッシュに成功。故障者続出の中で、貯金20を超えるまで、けん引した。グループ頂点に立つ孫オーナーが自らの言葉で、秋山監督のもと黄金時代突入を目指す方針を伝えた模様だ。

 リーグ優勝した昨シーズン終了後にすでに、本社側は12年以降も秋山体制をキープする大筋を固めていた。ただ孫オーナーからの正式要請の運びにはいたらなかった。それも、今季の躍進を信じ、強力な戦力補強をした本社側の全幅の信頼の裏返し。節目の今夏、来季続投が内定した。

 今日22日から秋山監督はリーグを代表する指揮官として球宴の舞台に登場。交流戦では7年連続でパ球団が優勝するなど強者ぞろいの全パを率いる。リーグV2へのタクトをひとまず置き、全パ監督として夢舞台にふさわしい戦いをファンにプレゼントする。