日本ハムがドラフト1位指名候補として、明大・野村祐輔投手(4年=広陵)を最有力に検討していることが22日、分かった。野村は22日現在、リーグ通算27勝11敗、329奪三振の本格派右腕。これまで東海大甲府の高橋周平内野手(3年)、東洋大の左腕藤岡貴裕投手(4年=桐生一)らの名前が挙がってきたが、実戦向きの即戦力として急浮上。山田GMは「1年目から7~8勝、うまくいけば2ケタ勝てる投手」とほれ込んでいる。

 来季の先発スタッフを考える上で、最も懸念されているのがエース、ダルビッシュのメジャー移籍。仮に流出した場合、先発全体の底上げが急務になってくる。今季、先発ローテに新たに加わったのはドラフト1位で入団した斎藤だけ。吉川、糸数ら期待の投手も1軍に定着できずにいるだけに、即戦力の大学生投手は喉から手が出るほど欲しい存在だ。野村については、広島が早くから1位指名を公言している。