<楽天1-2ソフトバンク>◇25日◇Kスタ宮城
一塁ベース上で、ため込んでいた気持ちを爆発させるようにほえた。ソフトバンク内川聖一外野手(29)が、1000試合出場の節目に決勝打を放ち、両リーグ一番乗りでCS進出を決めた。同点の9回1死二塁、楽天青山からきっちり中前にはじき返した。「昨日は僕自身のミスもあったし、大場もそうだしチームメートにもファンの方にも申し訳ない気持ちがあった。頑張っても(ミスは)返ってこないけど、僕らは前を向いていくだけなので」と燃えていた。
前日24日は、失策こそつかなかったものの左翼の守備で打球を後逸してしまい、内村にプロ初アーチとなるランニング本塁打を献上した。打線も田中に抑え込まれて完封負け。優勝への絶対的優位は変わらないものの「自分を許せない気持ちがあった」と、流れを悪くしかねない嫌な敗戦に、大きな責任を感じでいた。この日も1点リードの6回に追いつかれる嫌な展開だったが、今季何度もチームを救ってきた首位打者が一振りで白星をもぎ取った。
この試合で通算1000試合出場を達成し、自身を祝う一打にもなった。「これまでに支えてくれたすべての皆さんに感謝したい」。史上2人目の両リーグでの首位打者も目前で、球界トップの打者にまで上りつめたが、プロ11年目で優勝は初の経験になる。2位日本ハムとのゲーム差はついに2桁の10・5にまで広がった。マジックは7に減り、歓喜がすぐそこまで迫ってきた。【倉成孝史】



