ソフトバンクが常勝軍団構築へ、ウルトラCの秘策を用意していることが分かった。孫正義オーナー(54)が今オフ、主力3選手のFA残留交渉に直接出馬する可能性が出てきた。7日、都内で行われたオーナー会議に出席した笠井和彦オーナー代行(74)が「必要であればいつでもやると言ってくれている」と明言した。

 今季国内FA権を取得した杉内、海外FA権を取得した和田と川崎を孫オーナー自らが引き留める可能性がある。笠井オーナー代行は杉内の残留交渉について熱い思いを語った。

 笠井オーナー代行

 これからも必要であれば何度でも会う。我が軍の柱。和田君もそう、川崎君もそう。(孫オーナーは交渉出馬を)必要であればいつでもやると言ってくれている。

 孫オーナーは連覇を決めた1日の西武戦を球場で観戦した。秋山監督が胴上げされた直後に場内の「まさよし」コールを受けて高々と宙を舞った。「頭の中が真っ白でした。天にも昇る気持ちです」と満面の笑みで、ビールかけにも参戦した。初めて優勝の喜びを選手と分かち合ったことで、勝利への思いはさらに強まったはず。来季以降も強さを維持するよう、投打の柱である3選手が必要不可欠ということも十分理解しているはずだ。

 ただ和田、川崎はメジャー志向が強く、杉内がFA宣言をすれば多くの球団が興味を示すことは明らか。簡単にはいかない引き留めに、世界の孫が手腕を発揮する。【倉成孝史】