<阪神0-4ヤクルト>◇18日◇甲子園
ヤクルトが2位を確定させた。先発の館山昌平投手(30)が4安打完封で11勝目。打線も効果的に得点し、阪神を投打で圧倒して快勝した。リーグ優勝は中日に譲ったが、今年のペナントレースの主役には違いなかった。クライマックスシリーズ(CS)第1ステージのホームアドバンテージを獲得し、29日に神宮で3位巨人を迎え撃つ。
ヤクルトは、10年ぶりの優勝へ、わずかな期待を残して試合を終えた。午後8時48分、中日は横浜と3-3の8回だった。今季142試合目、先発の館山が阪神打線を4安打に抑え、血行障害で離脱後初完封。打線は13試合ぶりの2ケタ安打で完勝した。この時点で2位が確定。球団初となるクライマックスシリーズ(CS)本拠地開催が決まった。
小川淳司監督(54)は「(2位は)とりあえずそこは決めないといけない部分だったので、ホッとはしていますけど」と安堵(あんど)した。
2回1死二、三塁では、相川の浅い中堅犠飛で、両足太ももが肉離れ寸前の宮本が全力で本塁にかえった。5回は2死から畠山、宮本、バレンティン、森岡の4連打で2点を奪った。試合前まで2割2分7厘と不振だったバレンティンが3安打。宮本は「(横浜が)3-0で勝っているって聞いた時は『おー』って思ったけど、うちは勝つしかないんで、勝つことに集中した」と話した。
試合後、中日の優勝が決まった。5月31日から4カ月以上1位を走り続けた挑戦は、ひとまず終わった。10日からの中日4連戦で4連敗。小川監督は「最後の勝負どころで中日に勝てず歯止めがきかなかったのは、力の差だと認めざるを得ない。現状をしっかりと受け止め、やっていくしかない」。宮本は「CSのファイナルは今まで中日と巨人しか行ったことがない。自分の球場でできますし、何とかそれを崩したい」と言う。最大10ゲーム差を逆転された悔しさは忘れない。10年ぶりの日本一へ、今日19日から再スタートを切る。【前田祐輔】



