“平成の名勝負”を再現する。阪神ドラフト1位伊藤隼太外野手(22=慶大)は、広島ドラフト1位野村撃ちを目指す。東京6大学リーグでしのぎを削ったが、通算対戦成績は28打数6安打と野村に軍配。伊藤隼にとって、4年春の明大1回戦でバットをへし折られ投ゴロに倒れた打席が最も印象に残る。「キレもあって変化球が多彩で、すべての球を同じ投球フォームで投げられる」と野村の才能を認めている。

 プロで対戦したい相手にお互いを指名。伊藤隼は「意識するより楽しみではある」と話し、野村も「プロでもずっとライバルでありたい」と語る。その姿は、98年の巨人高橋由と中日川上(現ブレーブス)に重なる。慶大出身の強打者と明大出身の好投手。新人王を目標に定める伊藤隼と野村のルーキーイヤーの直接対決。伊藤隼がプロで“お返し”を果たせば、タイトルはぐっと近づく。