ヤクルト由規投手(22)が、雪景色の地元仙台で開幕投手、最多勝、オールスター最速を誓った。6日、仙台市内で本格始動。昨季は右肩痛の影響で、9月9日に2軍降格して以来1軍登板がなかった。7勝(6敗)に終わった。復活を期して、元日から練習を開始していた。

 不安はあるが、自らを奮い立たせるように、目標は高く持つ。今季はプロ5年目。これまでタイトルとは無縁だった。最多勝について「一番分かりやすい目標はそこ。チームの勝利につながりますから」と言う。石川が4年連続で務めている開幕投手にも挑戦する。「任せてもらいたいぐらいの気持ち。それぐらいの状態に仕上げたい」と気持ちを包み隠さなかった。

 昨季は優勝争いをするチームから離れた。一番大事な時期に力になれなかった。10日出発の初のサイパン自主トレで、ブルペン投球を開始する。今はまだ立ち投げのみ。温暖な地で、1日100球まで球数を増やす考えだ。

 昨年のKスタ宮城に続き、今夏は岩手・盛岡でオールスターが開催される。昨季はファン投票1位で選出された。「ケガをしながら選んでいただいた。今年は活躍して、自分でも納得いく結果を残して選ばれたい」と誓う。球宴最速は、クルーン(元巨人)の161キロ。由規にとっては自己最速更新が記録につながる。「自分のバロメーター。そこの持ち味は消したくない」と、スピードも追い続ける。

 左脇腹痛、右肩痛に苦しんだ11年は終わった。前日5日、仙台市内の大崎八幡宮でおみくじを引くと大吉だった。今年こそ笑って終わるハッピーな1年にしたい。【前田祐輔】