【グアム(米国)=為田聡史】12年は慎之助が、飛びます!

 飛びます!

 昨季、開幕前に右ふくらはぎの肉離れを負った巨人阿部慎之助捕手(32)が9日、再発防止のため「縄跳びトレーニング」を導入した。自主トレ中も毎日の練習のウオーミングアップで、縄跳びメニューを組み込んでいる。グアム入り後、スポーツショップで「マイ縄跳び」を購入。春季キャンプ、シーズン中も常に縄跳びを携帯し継続していくつもりだ。

 昨年4月5日の練習試合阪神戦の守備中に同箇所を負傷。開幕直前に離脱し、復帰は5月中旬の交流戦にまでずれ込んだ。「ふくらはぎ周辺の筋肉に少しずつ刺激を入れられるし、強化にもつながる。去年の教訓もあるからね」と、再発防止策を自ら考え取り入れた。「いい汗も出るし、いいトレーニングになっているね」と、手応えは十分。さらに昨年11月下旬から都内ジムに週3日のペースで通い、例年以上のトレーニングを積んできている。

 恒例のグアム自主トレでも順調に調整を進め、早くも2月1日からの宮崎キャンプへの準備は最終段階を迎えている。松山でヤクルト宮本と自主トレ中の坂本も14日から合流予定で「宮本さんのところでしっかり練習させてもらって、最後は暖かいとこで仕上げればと思って呼びました。あとは毎年来てるから験担ぎみたいなもんだよね」。“愛弟子”の到着を待ちながら慎之助はピョン、ピョン跳び続ける。