日本ハムドラフト7位大嶋匠捕手(21=早大ソフトボール部)が、プロ1年目の目標として1、2軍問わずトータルで“2ケタ”本塁打を放つことを掲げた。14日、千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレ後に「新入団選手歓迎式典・交流会」に出席した。集まった約1200人のファンを前に「まず、この鎌ケ谷で結果を残したいと思います」と宣言。しっかり実力を磨いて、1軍で活躍することを誓った。

 午前中に練習を終えると、テレビ局の取材が待っていた。そこで色紙に書いた目標は「2ケタホームラン」。昨年は統一球導入の影響もあり、チームでは中田ら4人しか記録していない難題も、実は裏があった。「あれは、自分の中では鎌ケ谷(で打つ本塁打数)も入っているんで」と、ちゃめっ気たっぷりに話した。

 この日、インタビューを受けたのは元モーニング娘。で昨年、テレビ東京にアナウンサーとして入社した紺野あさ美アナ(24)。モー娘。には、あまり興味がなかったようで、前日13日に取材を受けることを聞き「しっかりリサーチしました」と、予習して臨んだ。種類は違うが、同じ転身組とあって「紺野さんも転身して、いろんなチャレンジをされている。自分にも重なる」と、実際に対面して、さらに感銘を受けた。

 この日で、新人合同自主トレは第1クールを終了。多くのファンとふれあい「モチベーションが上がった」という“ソフトボーイ”がアーチ量産で1軍の舞台を目指す。【木下大輔】