広島ドラフト1位の野村祐輔投手(22=明大)は20日、広島市内で行われた体力測定でも「弱点」を見せなかった。「自信はない」と話していたが、筋力、瞬発力、柔軟性など7種目すべての値で平均値を大きく下回ることはなかった。

 能力のバランスの良さに、綾田トレーナーは「高卒と、大卒の違いはあるが、数値だけ見ると野村の方が良い」とエース前田健太投手(23)の入団時を引き合いに“お墨付き”をもらった。大学4年時から、元ラグビー日本代表でトレーナーを務めた成瀬浩次氏に師事しウエートトレーニングを本格的に始めた。投手として「柔らかい筋肉が良いけど、強くないといけない」と理想の体を追い求める。