これでV確信よ。オリックス岡田彰布監督(54)が21日、ダルビッシュ有投手(25)のレンジャーズ入団を歓迎した。この日、関西でテレビ番組に生出演。「(心の)中ではうれしいよ。メジャーで頑張ってほしいというのもあるけどな」と、正直な気持ちを打ち明けた。

 岡田監督が「NO・1よ」と認めるだけあって、ダルビッシュは難敵だった。昨年は5試合で3勝を献上。今だから明かせる対策として披露したのは、走者が一塁に出た場合の犠打禁止令だ。

 岡田監督

 ランナーが二塁に進むと、力を入れよる。そうなったら打てんもん。そやからエンドランかけて、とにかく一塁からかえって来いと。(打線でも)下位打線の長打に期待よ。クリーンアップは打てんもん。クリーンアップ相手やと力入れるから。

 相手打者の力量を見て、容易にギアチェンジする絶対エースを攻略するために編み出した奇策。そんな苦心も今年からは無用になる。

 ソフトバンクから和田、杉内、ホールトンの計43勝トリオが去った上に、超難敵もメジャー入り。こうなればもう、優勝するしかない。同じア・リーグ西地区のダルビッシュとイチローの対戦については「イチローは第1球を打つでしょう。変化球ちゃうでしょ。真っすぐ、ど真ん中でしょう」と高みの見物を決め込んだ。【堀まどか】