“センター試験”突破するぞ~!

 阪神中谷将大捕手(19)が25日、沖縄・宜野座1軍キャンプでの中堅争いに闘志を燃やした。大阪市内の大阪天満宮で福玉まきに参加。学問の神様に“合格”を祈願した。

 1軍キャンプ抜てきが決まった22日に和田監督が「外野中心になる」と起用法を明言していた。未来の4番も「何とかアピールしていきたい」と呼応。福岡工大城東時代は2年秋まで外野手として試合に出場し、主に左翼を守っていた。昨季は育成試合で中堅も含め、外野3ポジションを守った。中堅は中谷にとって難しいポジションだ。

 中谷

 センターは司令塔なので、指示を出さないといけない。どこと決めるんじゃなくて自分でアピールしないといけない。

 現状では右翼にはマートン、左翼には金本がいる。中堅の開幕スタメン最有力と見られていた柴田が左肩故障で2軍スタート。中堅をドラフト1位伊藤隼、俊介、田上らと争う構図だ。打撃でも守備でも猛烈アピールが求められる。中谷は金本をお手本に背中を追いかける。

 中谷

 聞くというよりプレーを見ていきたい。野球に取り組む姿勢とかを見て盗めれば。自分のことでいっぱいいっぱいだと思うので、後ろについて、くっついていきたい。

 “合格”を目指して、復習も徹底する。プロ入りを機に野球ノートをつけ始めたが、頻繁に書いているわけではないという。「大事に思うことはノートにとっていきたい」とメモ魔になるつもりだ。南国で未来の4番がセンター争いに殴り込む。