アニキに感激、わたしがハヤタです!
阪神ドラフト1位伊藤隼太外野手(22=慶大)は開幕スタメンを奪えるか。注目のキャンプが始まる。1月31日のミーティングでは初対面だったベテラン金本知憲外野手(43)の存在感に圧倒された。「伊藤隼」の名前アピールを自分に言い聞かせた。
注目度NO・1の即戦力ルーキーが目を見張った。伊藤隼はチーム宿舎でのキャンプイン前日ミーティングに参加し、金本と初対面した。あいさつすると、「よろしく」と声をかけられたという。
伊藤隼
あれだけやっている人。(会場に)入ってきた時も、ひときわ誰よりも存在感がある感じでしたよね。
鉄人と呼ばれるアニキの存在感…。圧倒されているだけではいけない。今日2月1日から、中谷、俊介、田上らとの激しいセンター争いが始まる。昨年10月27日のドラフト時から弟子入りを志願している金本と同じグラウンドで汗を流し、お手本にするつもりだ。
伊藤隼
聞く前に見て盗むじゃないけど、学びたい。聞いてみたいことは聞くけど、まずは自分で考えてやっていきたい。
自分で考え、実践する。鉄人エキスを吸収しながら、1日1日が勝負だ。開幕スタメンへ、まずは自分らしいプレーを心がける。期待される打撃だけでなく、走攻守全てを全力でアピールする構えだ。
伊藤隼
自分を知ってもらうのが大事。特にどれとかじゃなく、全てをアピールしていきたい。人のことを意識するより、まずは自分。自分のプレーをできるように。
「最後の休日」とばかりに、キャンプイン前日は宿舎でゆっくり過ごし、英気を養った。ハヤタの挑戦がいよいよ幕を開ける。【岡本亜貴子】