日本ハムの開幕投手が、2年目の斎藤佑樹投手(23)と3年連続2ケタ勝利を挙げている武田勝投手(33)の2人に絞られたことが27日、分かった。将来のエースとして期待される右腕か、左のエースとして君臨する左腕か。チームは今日28日に沖縄・名護キャンプを打ち上げ、本拠地の北海道へ移動。首脳陣は3月3日のヤクルト戦(札幌ドーム)から本格化するオープン戦で、どちらに大役を任せるか最終決定を下す。

 武田勝はこの日、全体アップを終えてキャッチボールをした後、サブグラウンドでの守備練習に参加した。今年初実戦となった25日楽天戦では、先発で2回1安打無失点。「そこ(開幕戦)へ向かっていければいい」と初の開幕投手へ順調な仕上がり。守備練習後は体幹トレーニングやランニングに汗を流すなど、調整には余念がなかった。<武田勝のキャンプ実戦>

 ◆25日楽天戦(オープン戦、名護)

 雨が降る中、先発して2回1安打無失点に抑えた。わずか15球で料理した内容に「打たせて取ることができた」と納得の表情。栗山監督は「何も言うことがない」と信頼を置いていた。