日本ハムに異例の実戦調整プランが浮上した。17日、ロッテとのオープン戦(QVC)が雨天中止。今日18日のヤクルト戦(神宮)も、東京地方の天気予報はくもり一時雨で、試合開始13時時点の降水確率は50%と、2試合連続で実戦を流す可能性がある。そこで、休日予定の19日に、東京ドームで紅白戦などの実戦練習を組み込む計画が急きょ、浮かび上がった。

 栗山英樹監督(50)の切なる願いだ。30日の開幕まで2週間を切り、投手陣の調整に影響が出ることを懸念する。特に先発に関し「順調に来ているので、調整が狂うと嫌な感じになると思う」と心配する。この日はイースタン・リーグ開幕戦のロッテ戦(鎌ケ谷)も雨で中止。「今日、明日の上(1軍)下(2軍)の4試合ができないときつい」と漏らした。

 東京ドームは19日にイベント予定はなく、関係者も「要望されれば、使っていただくことは可能です」と話した。日本ハムが翌20日にオリックスとオープン戦予定で、チーム宿舎からも近く支障はない。この日先発予定だった武田勝は今日18日にスライドとなったが「もし明日(18日)が雨でも、それ以外の日に打撃投手とかいろいろできるので」と話した。これ以上、天気に泣かされるのは御免だが、指揮官は最善の手を尽くしていく。【木下大輔】