<中日4-2広島>◇30日◇ナゴヤドーム

 広島の3年連続開幕投手を務めたエース前田健太投手(23)が5回KOされた。2回2死満塁など序盤のピンチをしのいできたが、5回につかまった。1死二塁から森野に先制打を浴び、井端、平田にも適時打された。「カウントを悪くして打たれた。早めに勝負できていれば…」。変化球の制球に苦しみ、球数も119球とらしからぬ多さ。対して相手エース吉見は7回までパーフェクト投球。「僕はまだまだ未熟。吉見さんはいい投球だった。その差です」と脱帽するしかなかった。

 スタンドでは早穂夫人が見守っていた。栄養の知識が豊富な妻は、登板日に合わせ食事管理を徹底。名古屋に移動する前日28日の夜は、炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1を多く含む豚肉と白菜の蒸し物が出てきた。愛妻の気遣いに勝利で応えたかったが完敗。開幕戦は2年連続の黒星だが「これを引きずらず、修正して次に臨みたい」と前を向いた。【高垣誠】