ヤクルトの畠山和洋内野手(29)が3日、神宮室内練習場でノックを受けた際に、グラブをかすめたボールが左目に直撃し、都内の病院でCT検査を受けた結果、左目の眼窩(がんか)内側壁骨折と診断された。

 神宮クラブハウスに戻った畠山の目には腫れがあり、白目部分は真っ赤に充血していた。骨が完治するまでには約1カ月かかる見込み。それでも「僕は出るつもりです。あとは監督が決めることですけど」と出場を志願した。眼球に影響はなく、視力の低下もないという。小林チーフトレーナーは「プレーに関しては、明日以降も様子を見ながらやっていきます。視力や目の動きは大丈夫」と説明した。

 巨人との開幕3連戦では、第2戦で1号ソロを放つなど、好調をキープしている。強い痛みは残り、「もう1回やったらだめでしょ」と、守備には細心の注意を払うつもりだ。病院では痛み止めの処方を受けた。患部の腫れが悪化すれば、視界はさらに狭まり欠場の可能性も出てくる。視力に関しては「見えます。見えなきゃ(野球は)できないですから」と、自ら運転して帰宅した。

 ◆眼窩(がんか)壁骨折

 眼窩(眼球を入れる骨のくぼみ)の奥にある眼窩壁の鼻側~下壁は薄い骨でできている。ボールなどが当たって強い圧力がかかると、目の周りの骨は持ちこたえても眼窩壁が骨折する。物が二重に見えたり、眼球陥没(目の落ちくぼみ)の症状がなければ手術は不要だが、回復期間(1カ月~半年程度)の短縮のために手術をすることはある。