ヤクルトのクローザー林昌勇投手(35)の1軍復帰が、大幅に遅れることが確実になった。右上腕部の張りなどで調整が遅れ、開幕1軍から外れた。ここまで2軍戦3試合に登板し、2試合連続で失点中。荒木チーフ兼投手コーチは「全然まだ。スピードも戻ってない」と、まったくメドが立たない状況だ。

 新外国人ロマンは、初先発した6日の中日戦で7回途中1失点と好投した。代役で抑えをこなすバーネットに、打撃陣ではバレンティン、ミレッジと外国人枠4枠は埋まっている。先発陣は由規も2軍調整中で、荒木コーチは「今の状況でロマンは外せない。昌勇がいい投球をしたとしても、すぐに上げるわけにはいかない」と、説明している。3年契約の2年目で、今季年俸はチーム断トツの3億6000万円(推定)だが、1年間を2軍で過ごす可能性について、同コーチは「このままならある」と、特別扱いはしない方針だ。