<ウエスタン・リーグ:広島0-9オリックス>◇18日◇由宇

 オリックス井川慶投手(32)がウエスタン広島戦で実戦初登板。先発して3回1安打無失点無四球に抑えて、日本球界再デビューへ前進した。

 小鳥のさえずる山中の球場で復活の1歩目を踏み出した。米大リーグ2Aで投げて以来、8カ月ぶりの実戦だ。最速139キロ。球速のない分、打者の様子を探りながら、球種を組み合わせる。チェンジアップが抜けて「あ!」と声を張り上げる場面もあった。それでも得点を与えない。三振はゼロでも打たせてとる投球で新境地を見いだした。

 「(出来は)65から70%。四球でつぶれなくてホッとしています」。新天地での初登板に左腕も笑みを浮かべた。次回は24日ウエスタン、ソフトバンク戦(ヤフー)で5回を予定。報告を受けた赤堀投手コーチは「久々に投げた割によかったんじゃないか。(判断は)次の状況を見てからになる」と期待を込めていた。【中牟田康】