<広島8-1DeNA>◇18日◇マツダスタジアム
広島が今季最多となる12安打8得点でDeNAに完勝だ。主役は3番・丸佳浩外野手(23)だ。8回に今季1号となるダメ押しの3ランを放つなど、3安打4打点2盗塁とチームをけん引した。ニック・スタビノア外野手(29)も3回、今季マツダスタジアムでチーム1号となる2号ソロなど2打点の活躍。中畑DeNA戦5連勝。熱いぜ!
とは言わせないぜ。
今季2度目のお立ち台となった丸は、一緒に立った前田健を完全に食ってしまった。
「今年のカープはやります!」
隣のマエケンが「やられた」という表情を浮かべるほどはじけていた。丸の短い希望に満ちた一言はスタンド全体から大歓声を浴びた。
初回から全快だった。1死一塁からエンドランのサインに自然にバットが出て右前打を放った。1点先制後の2死一塁から果敢に盗塁を決めて、直後のニックの左前適時打で2点目のホームを踏んだ。
「結果が出て楽になった」後の打席でも勢いを持続させる。2回2死二塁から高崎のチェンジアップを左方向に流し打ちだ。左翼線際に落ちる打球を見て一気に三塁まで進む適時打となった。
クライマックスは8回2死一、二塁だった。初球の内角のスライダーに体が反応した。すくい上げたボールは右翼席へ向かう。試合を決定づける1号3ラン。エース前田健を大量点で援護した。
「うまく体が回ったというか…。何で打てたか覚えていません。後で解析してもらいます」
3安打4打点2盗塁に2四球。全打席で出塁できたことに笑いが止まらない。これまでスタメンとベンチスタートを繰り返してきた。外野のスタメンが定着しないチーム状況にとって絶好のアピールとなった。
ニックも丸に続いた。初回に適時打を放った後、3回先頭の打席で直球を左翼席に運ぶ2号ソロ。マツダスタジアムで今季チーム1号となる1発に「いいスイングだった。追加点が取れてよかった」と満足していた。
今季最多の12安打8点。クリーンアップ3人で全打点をたたき出した。前試合まで15試合で28得点しかできなかった打線が、好調投手陣にようやく胸を張れるときが来た。DeNAには今季開幕から5連勝。首位阪神から4チームが0・5差にひしめく大混戦。勢いづいた広島も食らいついていく。【中牟田康】



