<広島1-7ヤクルト>◇30日◇マツダスタジアム

 ゴールデンウイークで決める。雨の敵地マツダスタジアムで、ヤクルト宮本慎也内野手(41)が2000本安打へのカウントダウン態勢に入った。6回1死一、二塁、PL学園の後輩広島前田健の直球を中前に運ぶ。さらに7回は2死二、三塁から右中間に2点適時二塁打を放った。

 2本を積み重ね、大台まで残り4本。「両方ともチャンスだったので、良かった」と安堵(あんど)した。1本目は、直後に畠山の2点適時打につながった。6、7回と3点ずつ奪い、チームの勝利に直結した。

 4月28日から続く9連戦。今日1日からは横浜でDeNA戦、さらに4日からは本拠地神宮で広島戦と続く。当初は連戦中に休養日を設けることも検討したが「できるだけ早く決めたい。調整して出るほど甘くない。1試合1試合、勝つためにやる中で、神宮で出ればベスト」と話した。6連戦後は愛知・豊橋、岐阜と遠征が続くだけに、何とか決めたいのが本音だ。

 先に2000本安打を達成したプロ同期生の日本ハム稲葉からは、電話で連絡を受けた。「早く解放されたいと言っていた気持ちが分かる」と、重圧も掛かってきた。ここ数試合、打撃の状態自体は決して良くなかったが、長女陽菜さん(12)の「今年中には打てるんじゃない」の言葉に癒やされる。関東での6連戦に合わせて、両親も大阪から上京する予定だ。

 6本と4本では、持つ意味は違う。「1日で届く数字。1年に1度あるかどうかですけど。より意識するようになった」と言う。早ければ今日1日にも到達する。それとも、もう少しゆっくりと時間をかけるのか。宮本のゴールデンウイークに突入だ。【前田祐輔】