<DeNA3-1ヤクルト>◇3日◇横浜
最後は142キロの内角低めフォークに、ヤクルト宮本慎也内野手(41)のバットが空を切った。2000本安打まで残り1本に迫る中、3打数無安打で記録達成は今日4日の本拠地神宮(広島戦)に持ち越された。9回1死からの最終打席は、DeNA山口の前に空振り三振に倒れた。先発高崎から厳しいボールが続き「なかなか甘い球が来なかった。打たれたくなかったんでしょう」と悔やんだ。
雨の敵地だったが、左翼スタンドには立ち見ファンも現れた。投ゴロ、二ゴロで迎えた第3打席。1死満塁から、押し出し四球を選んだ。「負けていたので、ここで追い付かないと試合は厳しい。何とか犠牲フライでも」と集中。最後は冷静にボールを見極めた。
スタンドには両親、家族が全員集まった。大記録を前に足踏みするが、雨の敵地より、連休中の本拠地神宮で達成できれば最高だ。今日4日は、プロ同期生の日本ハム稲葉が2000本を打ったのと同じ1976試合目。「全力で打ちに行ったんですけど、結果としてヒットにならなかった。神宮で期待に応えられるように頑張りたい」と切り替えた。2日間苦しんだ雨も、予報は曇り時々晴れ。その瞬間を、みんなが待っている。【前田祐輔】



