<日本ハム0-2ソフトバンク>◇3日◇札幌ドーム

 栗山ハムが、試練を迎えた。日本ハムはソフトバンクに敗れ、今季初の4連敗を喫した。08年9月以来の対戦となった新垣を相手に、8回まで3安打と打ちあぐね、今季3度目の完封負け。最多4万2063人の本拠地ファンの前で、初の同一カード3連敗となった栗山英樹監督(51)は「申し訳ない」と頭を下げた。

 敵の主砲ペーニャが架けた2本のアーチを、日本ハムナインは、ぼうぜんと見送るしかなかった。遠かったホームベースを、相手にはいとも簡単に踏まれた。栗山監督は「少ないチャンスを生かし切れていない。誰が悪いのではなく、こっち(監督)が悪い。多くのファンに申し訳ない」とざんげした。

 今季3度目の0封負けで、同ワーストの4連敗。今年初めて4万人を超えた満員のスタンドには、ため息が充満した。

 勝負は7回までと踏んでいた。栗山監督は「ホークスには森福とファルケンボーグがいる。それまでに追いつかないと」。5回2死一、二塁を序盤の勝負どころと見てホフパワーを起用すると、代打二岡が四球を選んで2死満塁と攻めた7回には、前日2日に1軍昇格したばかりの村田を打席に送った。「四球が出せない状況。残っている選手を考えた。村田には内野安打もある」。手を尽くし、積極果敢にタクトを振ったが、スコアボードには「0」だけが並んだ。

 攻撃の中心となるべき軸に、当たりが止まっている。4連敗中、3番糸井が16打席連続無安打、4番の中田も13打数2安打と調子が上がらない。指揮官は「(糸井)嘉男がやられると相手がノッてくるというのはある」。つながりが最大の武器である日本ハム打線だけに、真ん中で分断されれば攻撃力は激減する。

 開幕から順調に勝ち星を積み上げてきた新生栗山ファイターズにとって、最初に訪れた試練のとき。「大きな連敗だけど、必ずこれを生かす。明日にどう生かして、持っていってあげられるのかが(監督の)務め。元気にやるしかない」。大型連休をとるのは、世間だけでいい。カード替わりで仕切り直す。【本間翼】