ソフトバンク秋山幸二監督(50)が、今日16日のヤクルト戦(神宮)で開幕する交流戦で2年連続の完全Vを宣言した。自信を示した打線の中で主砲ウィリー・モー・ペーニャ外野手(30)がパ・リーグ最多8本塁打と好調。セ・リーグ本塁打王のバレンティンとの“直接対決”が注目される中、ペーニャは新パフォーマンスも用意する余裕ぶりだ。
チームは交流戦に備え、神宮室内練習場で調整した。ダッシュする選手たちの元気な声をBGMに、秋山監督が珍しく具体的な目標を口にした。
「後半戦に向けて勢いのつく期間。一番は各チームに勝ち越すのがいい。結果的に貯金できたらいい」
昨年はセパ全球団に勝ち越して日本一。王者として迎える今年も手綱を緩める気はない。自信たっぷりの完全V宣言だ。
根拠の1つが打線。指揮官は「打線はペーニャが入り、多村が復帰して厚みがでてきた」とうなずいた。鷹の新大砲は直前の13日ロッテ戦でリーグ最多の8号2ランを放った。ヤクルト戦は、12本塁打で2年連続本塁打キングへ快走するバレンティンとの空中戦をファンは期待している。
「何本打ってるんだ?
でもバレンティンがどんな打撃をしようと関係ない。自分はキングでもない。誰が何本打ってるか知らない」
ペーニャ本人はキング対決に無関心ながら、状態は高値安定だ。この日は米国時代から使うオールドヒッコリー社のバットが到着。「神戸のオリックス戦で折ってしまってなくなったから」と、なじみの主戦バットを手に入れ、まさに鬼に金棒。フリー打撃で快音を響かせた。
ここからは初顔合わせの投手との対戦が続き、データのないペーニャには不利な要素もある。秋山監督は「ずっと今年はそうだから。ビデオとか見て早くイメージをつかんでくれたらいい」と話したが、本人は意に介さず。「今までも新しい投手ばかり。関係ないよ。米国では30球団あって毎日違う投手が出てくる」と気持ちの余裕をみせた。
練習の最後には、取材に訪れたテレビ朝日・宇賀なつみアナウンサーに「ホームランを打ったらやるよ」と交流戦で解禁する新パフォーマンスを約束。手のひらを頭の上で合わす自称「ペーニャダンス」を2人で練習し、どこまでもご機嫌だった。【押谷謙爾】



