<楽天2-1ロッテ>◇23日◇Kスタ宮城

 アウトを取るたび、楽天青山浩二投手(28)は拳を強く握った。9回2死、井口に4球連続スライダー。横滑りの切れ味鋭い変化球で遊ゴロに打ち取った。この回3度目のガッツポーズで締め「やっぱり9回は気持ちが入りますね。僅差で足の速いバッターからだったので、集中しました」。復活した守護神は試合後も興奮していた。

 5日の阪神戦、8日の中日戦で2戦連続救援に失敗した。直球が高めに浮き、伝家の宝刀スライダーでカウントがとれなかった。「どうして直球が高めに行くのか、もう1度考え直しました」と原因を探った。直球が悪ければスライダーの精度も落ちる。原点のキャッチボールから、体の開きを抑えるよう修正した。「練習をしっかりやって、こういうふうに結果が出て報われましたね」とほっとした表情を見せた。

 13日のヤクルト戦、1点リードの9回を任されたのはラズナーだった。前日22日も8回は青山の予定(田中が9回完投)だったが、この日は最終回を任された。星野監督は「俺は、気分転換はあっても(最後は)青山で行くと言ってただろ?」と話した。3日以来20日ぶりのセーブで、今季10セーブ目。開幕戦で3連敗したロッテを相手に青山は「3つたたくつもりでいるので。明日も頑張ります」と、試合同様に自分の気持ちも締めた。【斎藤庸裕】