<中日5-4広島>◇24日◇金沢

 中日の3番和田一浩内野手が、40歳の初安打&初打点で接戦にケリをつけた。同点の5回、右中間へ勝ち越しタイムリー。得意の金沢で元気な不惑をアピールし、チームの首位を守った。ブランコや平田にも1発が出るなど、5得点以上は16試合ぶり。「打つべき人が打った」と高木守道監督(70)もご満悦の勝利だ。

 接戦を制したのは頼れる3番の一振りだった。4点のリードを追いつかれるイヤな展開で迎えた5回1死一塁の攻撃。和田がバリントンの真っすぐを仕留め、深々と右中間を破った。一塁走者の荒木をホームに迎え入れた勝ち越し二塁打が、40歳の初安打&初打点。連敗を阻止し、首位を守るV撃となった。高木監督も「よう勝ったね。打つべき人が打った」と称賛した。

 和田

 1、2打席目の得点圏で打てなかったので何とか取り返したかった。ここではホームランを打ったこともあるし、金沢の風が後押ししてくれましたね。

 19日に不惑を迎えたが、40歳初戦の前日から6打席無安打。この日も1、3回の好機で凡退し、中軸の責任を感じていた。だが援護してくれたのは西武時代からの5試合で打率3割3分3厘、2本塁打、4打点をマークしていた金沢との好相性。「狭い球場は打者有利だから」。両翼91・5メートル。ナゴヤドームなら外野フライでもここでは柵越えになる優位な心理が、バリントンを打ち砕いた。

 和田

 上には金本さんたちがおられる。そういう方々を目標にして、負けないように頑張っていきたい。

 今季44歳にして4番も奪い返した東北福祉大の先輩の存在が、全身を突き動かしてくれる。和田も昨オフ初めて格闘技トレを導入。徹底的に軸となる体幹を鍛え直した。

 和田

 僕も1本でも多くヒットが打てるように、チームが勝てるようにこれからも努力したい。北陸からナゴヤドームは遠いですが、3連覇できるよう頑張るので応援にきてください。

 ヒーローはV3の原動力になることを誓った。和田を含め、チームの40歳代は46歳の山本昌を筆頭に43歳山崎、41歳谷繁の4人。不惑の躍進。ますます輝く、オジサン族の星になる。【松井清員】