右膝を負傷して2軍でリハビリ中の阪神藤川球児投手(31)が24日、西宮市内の鳴尾浜球場で遠投を再開した。狩野を相手に60メートルを超える距離で、力強い球を投げ込んだ。「(今後も)相談しながらやっていく」と慎重な姿勢だが、着実に回復。投球時に軸の右足に体重を乗せており、練習内容も濃くなってきた。

 権田トレーナーも「キャッチボールの距離、強度も上がってきている。膝への不安感も日々、薄くなってきている。いい状態をキープできれば、次の週のどこかでブルペンに入れるんじゃないか」と見通しを語った。週明けの明日26日からは本格的な遠投や近い距離で強く投げるメニューも取り入れる。経過が良好なら、今週中にも軽めのブルペン投球を再開する予定だ。