<ヤクルト7-6阪神>◇29日◇神宮
阪神のエース能見篤史投手(33)が、痛恨の被弾だ。3回までヤクルト打線をノーヒットに抑え、その間、味方打線が5点を奪った。圧勝ムードさえ漂っていたが、甘くなかった。
4回1死から川端に初安打を許すと、畠山に四球を与え、バレンティンに19号3ランを浴びて雲行きが怪しくなった。続く5回には、伏兵中村にプロ初アーチを献上。エースはそのたび首をひねった。
結局、6回106球で降板。打たれた安打はわずか3本だが、そのすべてが失点につながった。バレンティンの1発は、フルカウントから内角の厳しいコースをストレートで突いたが、左翼席へ放り込まれた。能見は「ホームランは仕方ない。甘いコースでもなかったし、うまく打たれた。それよりもその前の畠山への四球がまずかった」と振り返った。
打者23人に対し、3ボールが8度とコントロールに苦しんだ。「今日は全体的にカウントを悪くしてしまうケースが多かった」とピリッとしない投球を猛省した。修正しようとしたがうまくいかず、球数が多くなって降板が早まったことも展開を不利にした。
降板した時点では2点をリードしていたが、7回からバトンを託された救援陣が崩壊。まさかの逆転負けで4連敗となった。エースの投球で取り戻すつもりだったが、断ち切れないまま黒星だけが重なった。【高垣誠】



