<ヤクルト4-6阪神>◇6月30日◇神宮

 阪神が連敗を4で止めた。殊勲者は鳥谷敬内野手(31)だ。4-4の5回1死一、三塁。カウント3ボールから「打て」のサインが出た。ロマンの外寄り高めシュートを振り抜いた。右中間に大飛球を飛ばし、三塁走者マートンがホームイン。三塁側ベンチ前でなぜか苦笑いした。「ちょっと力不足ですね。感じは良かったし、ホームランとは言わなくても、もうちょっと飛んでもいいかなと思って…」と話した。

 その前には納得の一打も放っていた。1回2死から真ん中直球を豪快にミートし、弾丸ライナーで右翼ポール際席に突き刺した。5月8日広島戦以来、実に36試合ぶり&156打席ぶりの先制3号ソロ。2点リードの3回1死三塁でも左前適時打を決め、3打点でチームをけん引した。

 前日29日ヤクルト戦は5点リードから大逆転負け。腰痛で緊急降板した福原はこの日、出場選手登録を抹消された。26日からの敵地中日3連戦では、自分のミスも含む守乱、走塁ミスなどで3タテを食らっており、4連敗中の一戦だった。2度追いつかれる辛勝を、和田監督は「トリが振れてきたのが、一番の収穫」と振り返った。3位ヤクルトに2・5ゲーム差とし、明るい雰囲気が戻った。