<楽天3-2ソフトバンク>◇1日◇Kスタ宮城
ソフトバンクが楽天に3タテされ、4連敗だ。代役の代役でストッパーを務める森福允彦投手(25)が延長10回にサヨナラ打を浴びて、ジ・エンド。代打が続いていた松中信彦内野手(38)が4番DHで起用され、先制適時打と2四球で2得点に絡んだが、最後に力尽きた。手を打っても結果が出ず、3位楽天に4ゲーム差をつけられた。
左中間でワンバウンドした打球がスタンドに飛び込み、勝負は決した。延長10回2死二塁。外から入るスライダーを松井にうまくとらえられた。うつむいて敗軍のベンチに戻った森福は「何もないです。失投です」と責任を背負い込んだ。先発大隣から神内、柳瀬、岡島と懸命につないだバトンを落とした。今季2度目のサヨナラ負けで、ついに4連敗、借金5となった。
森福は今季3度目の救援失敗。開幕から馬原が不在で、代役守護神だったファルケンボーグも右肩の異変を訴え、5月29日に2度目の離脱となった。そのしわ寄せが来ている。セットアッパーとして昨年60試合に投げ、今年もチーム最多の30試合。疲労が澱(おり)のように171センチの体にたまり始める時期だ。
言いわけをしない左腕に代わり、高山投手コーチが「森福でやられたら仕方ない。一生懸命やっている」とかばった。球団は巨人から元守護神ロメロをトレードで獲得するなど手は打った。ただ、杉内、和田、ホールトンが抜けた穴は、ボディーブローのように効いている。
代打要員だった松中が4番DHで6月13日以来となる先発復帰を果たし、1回に先制適時打、8回は四球を選んで同点に結びつけるなど、攻撃面のカンフル剤は効いた。それでも今季延長は4試合で2敗2分けと、結果が出ない。交流戦で8勝13敗3分けと負け越し、これでパ・リーグ相手にも22勝22敗3分けとアドバンテージは消えた。秋山監督は「試練ですな」と言い残し、杜(もり)の都をたった。今日2日の西武戦(東京ドーム)は「鷹の祭典」と題したイベント。多くのファンがチームの現状を目に焼き付けるいい機会になる。【押谷謙爾】



