<ヤクルト12-3中日>◇5日◇神宮
中日はとうとう球宴前までに、東京で1勝もできなかった。それも2戦連続今季最多タイの12失点で完敗し、2度目の5連敗。東京ドームと神宮は9敗2分けで、4月4、5日に横浜スタジアムで勝って以降、関東地区は3分けをはさんで15連敗となった。高木守道監督(70)は怒号の列を進みながら、東都の竜党にざんげした。
高木監督
完膚なきまでにやられた。この5試合、こういう結果は残念で申し訳ない。でも今度きた時はちゃんとやりますから、楽しみにしとってください。
悪過ぎる流れを打開しようと動いた。休養日の谷繁に代え、起爆剤としてプロ初の捕手スタメンで6年目福田を起用。先発雄太が不調と見るや3回0/3であきらめ、早い継投で逆転を懸けた。だがここへきて登板過気味の山井ら救援陣が連夜の炎上。低調な攻撃陣には、とても返せないビハインドに屈した。
このままではズルズルいきかねない。危機感も抱き、試合前の宿舎ではナインに異例のゲキを飛ばした。全体ミーティングを招集。権藤投手コーチと自身の連日のバトル報道に初めて触れ、惑わされず頑張ってほしいとの趣旨の発言で引き締めをはかった。ナインを巻き込んだ謝罪の意味もあったのだろう。だがそれ以上に鬼門の壁は厚かった。
高木監督
もう少し貯金ができたといえばできた。でもセはどこも決め手がない。どうなるか分からん。
折り返しの72試合目、竜の将はどこまでも前向きだった。首位巨人とはゲーム差2に開いた。だが貯金はまだ10もある。そして今日6日からは、昨年からナゴヤドームで6連勝中のDeNA戦。地元のオアシスから、巨人追撃態勢を整え直したい。【松井清員】



