<巨人3-2阪神>◇8日◇東京ドーム

 甲子園でやり返す!

 阪神は首位をひた走る宿敵相手に同一カード3連敗を喫し、5年ぶり6連敗の屈辱にまみれた。それでも…。刀折れ矢尽きても最後まで諦めない姿勢は見せた。2点を追う9回2死から4番新井貴浩内野手(35)が中前打。続く弟良太の右越え二塁打で一塁から生還し、1点差に詰め寄った。

 野手キャプテンの鳥谷敬内野手(31)も、守備でチームをけん引した。4回に勝ち越しを許し、なお1死二、三塁。長野の遊ゴロを前進守備から本塁送球。タッチアウトで追加点を阻止した。その後もショートバウンドをうまくさばくなど、好守で奮闘。ファイティングポーズは崩さなかった。

 チームには重いムードが漂うが、明日10日中日戦からは前半戦最後のヤマ場となる甲子園9連戦が待ち受ける。落ち込んでいる暇はない。

 鳥谷

 切り替えるというより、0-0から始まるんだから、しっかりやっていきたい。

 新井

 何も考えない。目の前のことに集中して、全力でぶつかっていく。

 苦しい状況を打破するために、和田阪神に何が必要か。鳥谷と新井は目の前の一戦を見据えた。負けを振り返っても仕方ない。とにかく目の前のことに集中する。野手キャプテンと4番の心はぶれない。【岡本亜貴子】