<オールスターゲーム:全パ6-2全セ>◇第3戦◇23日◇盛岡
全パのソフトバンク松田宣浩内野手(29)が有言実行の3戦連続安打をマークした。先頭打者の4回。広島大竹の初球、外角直球をひっぱたき、右中間フェンス直撃の二塁打を放った。「球宴前からヒットが続いているので、1試合1本と思っていました」。これでリーグ戦から“9戦連続安打”とし、中押しのホームも踏んだ。
2年連続2度目の球宴は笑いの“ヒット”も放った。2回。中堅への強い打球を巨人長野がフェンス際で好捕したのを気づかず、二塁まで全力疾走し、全パのベンチは大爆笑。「全力でした。また沸かせましたね。1試合で1回、沸かせるのが目標だったからよかった」。第2戦もスイングで勢い余り、本塁上で背中からゴロンとでんぐり返しし、スタンドの笑いをとった。こちらも有言実行で幕を閉じた。
松田は12球団でただ1人3戦フル出場。福岡→大阪→松山→盛岡と移動し、今日24日に福岡へ戻る。心身の疲労は想像に難くない。それでも「いやいや、いい汗をかけました」と、前半戦フル出場のタフマンは平然。秋山監督からのMVP指令に応えられなくても、前半戦で打率、打点、安打と3部門でリーグ2位だった打撃感覚を実戦で保てたのは大きい。指揮官も「いい感じを続けている」と安心して見守った。
東日本大震災で被災した約2400人の球児が観戦し、1球、1スイングごとに反応してくれた。全パの勝利に貢献でき「いいものを見せられた」とうれしそうに笑った。被災地から遠く離れた福岡にいても、支援する思いは変わらない。「オフに何らかの形で支援活動をやりたいです」。そう決意を固め、後半戦へと頭を切り替えた。【押谷謙爾】



